野田市・越谷市の訪問鍼灸・マッサージ・リハビリなら、五十嵐鍼灸院へ

ブログ
Blog

更新情報一覧/五十嵐鍼灸院ブログ

パーキンソン病患者の家族へ:生活の質を向上させるためのアドバイス

【パーキンソン病の介護】家族が知っておきたい支援方法と生活改善のコツ

パーキンソン病は進行性の疾患であり、患者を支える家族にとっても多くの課題が伴います。しかし、日常生活での小さな工夫や患者への適切なサポートを取り入れることで、患者の生活の質(QOL)を向上させることが可能です。

この記事では、日常生活の工夫感情的な支援スムーズなコミュニケーションの方法、そして家族自身のセルフケアについて、具体的なアドバイスをご紹介します。


日常生活の工夫:パーキンソン病患者の自立を支援する方法

1. 転倒リスクを減らす環境整備

パーキンソン病の患者は筋肉の硬直やバランスの問題で転倒しやすくなります。そのため、家の中を安全で使いやすい環境に整えることが大切です。

  • 滑りやすいカーペットを固定する、または取り除く。
  • 段差を解消し、手すりを設置して移動をサポート。
  • 日常的に使用するアイテムを患者の手が届きやすい場所に配置。

2. 嚥下障害を考慮した食事の工夫

嚥下(えんげ)障害が進行している場合は、食事を飲み込みやすい形状に変更することが重要です。

  • 食材を細かく刻む、ピューレ状にする、とろみをつけるなどの工夫をする。
  • 食事中は患者が背筋を伸ばして座れるようサポート。
  • 小さな一口でゆっくり食べるように促し、誤嚥を防ぎましょう。

3. 時間に余裕を持ったスケジュール

パーキンソン病の患者は動作が遅くなる傾向があります。そのため、朝の準備や外出の際には十分な時間を確保しましょう。「焦らなくていいよ」という一言で患者の心理的な負担を軽減できます。


感情的な支援:患者の心に寄り添うケア

1. 患者の気持ちに共感する

パーキンソン病による症状や進行への不安を抱えるのは自然なことです。家族は「辛いね」「一緒に頑張ろう」と患者の気持ちを受け止め、共感を示しましょう。否定せずに話を聞くだけでも安心感を与えられます。

2. 成功体験を褒めて励ます

例えば、「今日は自分で靴を履けたね」といった小さな成功体験を見逃さずに褒めましょう。こうした言葉が患者の自信を育み、前向きな気持ちを支えます。

3. 落ち込んだときは無理に元気づけない

気分が沈む日は誰にでもあります。患者が落ち込んでいるときは、「今日はゆっくり休もうね」と寄り添い、静かな時間を提供することも大切です。


コミュニケーションの工夫:意思疎通をスムーズに

1. 簡潔でゆっくり話す

患者が言葉に時間がかかる場合、家族は短く簡潔な言葉を使い、ゆっくり話すよう心がけましょう。一度に複数の質問をせず、ひとつずつ聞くことで患者が答えやすくなります。

2. 非言語コミュニケーションを活用する

表情やジェスチャーで患者の意思をくみ取ることが有効です。また、「はい」か「いいえ」で答えられる質問をするのも効果的です。

3. 話を最後まで聞く

患者が話し終えるまで待つ姿勢を大切にしましょう。このような対応は、患者の自己表現を尊重し、信頼関係を深めるきっかけとなります。


家族自身のセルフケア:無理なく介護を続けるために

1. 周囲の支援を活用する

介護は一人で抱え込むのではなく、地域の介護支援サービスや訪問看護を活用することが大切です。家族や友人と分担することで、心身の負担を減らせます。

2. リフレッシュの時間を確保

介護する家族が疲れてしまうと、患者へのサポートが十分にできなくなることもあります。趣味やリラックスできる活動を取り入れ、定期的に心のリフレッシュを図りましょう。

3. 感情を共有する場を見つける

同じ立場の家族とつながりを持つことで、悩みや不安を共有し、孤独感を和らげることができます。介護者向けのサポートグループやオンラインコミュニティの活用もおすすめです。


まとめ

パーキンソン病の患者とその家族が抱える課題は多いですが、この記事で紹介したような工夫を取り入れることで、生活の質を向上させることができます。患者と家族が笑顔で過ごせる時間を増やすために、できることから始めてみましょう。

また、介護の悩みを一人で抱え込む必要はありません。地域の支援や専門家の力を借りながら、みんなで支え合っていきましょう。

訪問マッサージが元気をもたらす!

訪問マッサージが元気をもたらす!

こんにちは。親の介護をしていると、健康管理や心のケアについて悩むことも多いですよね。親のためにできることはたくさんありますが、その中でも「訪問マッサージ」という選択肢をご存じですか?専門の施術者が自宅に訪問し、身体と心をサポートしてくれるサービスです。

今回は、訪問マッサージがどのようにリハビリ効果をもたらし、介護中の親の健康と生活の質を向上させるのかを解説します。

筋力低下を防ぎ、動ける体をサポート

年齢を重ねると、運動量が減り筋力が低下するのは避けられません。でも、筋力低下は転倒や寝たきりなど、大きなリスクを伴います。訪問マッサージでは、筋肉をほぐし、血流を促進する施術を通じて、筋力維持をサポートします。

例えば、膝の痛みに悩んでいた60代の女性が、訪問マッサージを受け始めたことで、階段を昇る力を取り戻した事例があります。「運動は嫌がるけど、これなら続けられる」と言ってもらえるのも訪問マッサージの強みです。

関節のこわばりを軽減して、動く楽しみを取り戻す

体を動かさない時間が長いと、関節がこわばってしまいます。これが続くと、日常の動作も難しくなります。訪問マッサージでは、筋肉をほぐしながらストレッチを行い、関節の柔軟性を保つサポートをしてくれます。

実際に、膝のこわばりが原因で外出が困難だった80代の男性が、訪問マッサージを利用し始めてから散歩を再開できるようになったというエピソードもあります。身体が動くようになると、生活の楽しみも自然と増えていくんですね。

心のケアもサポート:リラックスとつながりを

訪問マッサージは、体だけでなく心にも良い影響を与えます。施術中にリラックスすることで、ストレスが軽減される方も多いです。また、施術者との会話を通じて、社会的なつながりを持てるのも魅力のひとつです。

特に一人暮らしの親にとっては、施術者との交流が心の支えになることも。「施術の時間が楽しみで、終わった後は気持ちが明るくなる」と話していた70代女性の言葉が印象的でした。心が元気になると、親の表情にも変化が現れます。

家族の介護負担を軽減し、親子の絆を深める

親が訪問マッサージを受けることで、家族の介護負担が軽減されることもあります。身体の調子が整うと介護の手間が減り、その分ゆとりが生まれるのです。

さらに、施術後の親の笑顔や、施術者とのやり取りが話題になり、親子のコミュニケーションが増えたという声も。「今日はどんな話をしたの?」と会話が弾むことで、親子関係がより温かいものになるのも訪問マッサージの副産物です。

訪問マッサージを親のケアに取り入れてみませんか?

訪問マッサージは、筋力の維持、関節の柔軟性向上、そして心のケアなど、多角的に親をサポートしてくれる素晴らしい選択肢です。ただし、これがすべてを解決するわけではありません。医療機関や家族との連携を通じて、親の健康を総合的に支える一環として考えることが大切です。

もし「親の体調や気持ちが少しでも安定したら…」と感じているなら、一度訪問マッサージを試してみてはいかがでしょうか?親の元気が戻ることで、家族全体の時間がもっと明るく、穏やかになるかもしれませんよ。

年代による価値観の違い、変化

 

年代による価値観の違いに気づかされた出来事

こんにちは、五十嵐です☀️

いちご狩りでのエピソード

今日は、私が以前介護付き有料老人ホームで働いていた時の、少し考えさせられる出来事についてお話しします。

その日は、外出レクリエーションでいちご狩りに行く予定でした? レクリエーションの参加者を募る中で、夫婦で入居されているあるご利用者の奥様が「今回は参加しない」とおっしゃったんです。

「いちごが好きじゃないのかな?」と思っていたのですが、ご利用者同士の会話を聞いていると、どうやら理由はこうでした。 「主人が行かないから私も行かない」

それを聞いたある職員が、「そんなのおかしい!今はそんな時代じゃない!行きたいなら奥さんだけでも行くべきだ!」と強く説得し、奥様をいちご狩りに連れ出しました。

結果的に奥様は参加されましたが、どこか楽しめていないように見えたのです。もちろん私の思い過ごしかもしれませんが、当時の私は心にモヤモヤを抱えたのを覚えています。

価値観の押しつけについて考える

今の時代、夫婦間の役割や価値観は大きく変わりつつあります。いわゆる「亭主関白」な夫婦は少なくなり、個々の自由が尊重されるのが当たり前になっていますよね。

けれども、あのご夫婦は長い年月をその価値観で共に過ごし、幸せそうでした。それなのに私たちが「今の価値観」を押し付ける必要があったのでしょうか?

高齢者との関わりで大切なこと

介護や治療をする立場にいると、つい「自分が正しい」と思いがちです。しかし、あの出来事をきっかけに、人生の大先輩であるご利用者の価値観や人生観を尊重する大切さに気づきました。

施術でも、プライベートでも、特に年上の方と話す時には、自分の価値観を押し付けるのではなく、まずは相手のお話をじっくり聞くことを意識しています。その方の「その人らしさ」に寄り添うことが、私たちができる本当のサポートではないかと感じています。

驕らず謙虚に

高齢者の方々と接していると、私たちには計り知れない経験や思いが詰まった「熟成された人生観」に出会うことがよくあります。私たち施術者や介護者も、そんな方々から多くを学ばせていただく立場であることを忘れず、謙虚に向き合いたいものですね。

さあ、今週も驕らず謙虚に、頑張っていきましょう!☘️

この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

介護が必要になる前に知っておきたい!介護保険と介護認定の基本

 

介護が必要になる前に知っておきたい!介護保険と介護認定の基本⭐️

介護が必要になる前に知っておきたい!介護保険と介護認定の基本⭐️

みなさん、「介護保険」という言葉を耳にしたことはありますか?40代になるとお給料から天引きされ始める、あの保険です。実際に利用する機会がなければあまり馴染みがないかもしれませんが、介護保険は介護が必要になったときに、生活を支える重要な制度です。

今回は、介護が必要になった際にどのように介護保険を利用するのか、そして「介護認定」の受け方について分かりやすく解説します。元気なうちに知っておくことで、いざというときに慌てずに対応できるようになりますよ?

そもそも介護保険って何?

介護保険は、介護が必要になったときに訪問介護やデイサービスなどのサービスを利用するための仕組みです。利用には「介護認定」を受ける必要があり、認定結果によってサービスの範囲や内容が決まります。

介護認定には7つの段階があります:

  • 要支援1〜2:軽いサポートが必要な状態
  • 要介護1〜5:より手厚い介護が必要な状態

認定を受けることで、その人に合った介護サービスを保険適用で受けられるようになります。

介護認定を受けるタイミングはいつ?

介護認定を受けるタイミングは人それぞれですが、一番多いのは怪我や病気で病院に入院したときです。このとき、医師が所定の書類を作成し、それを市役所に提出することで手続きが始まります。

ただ、介護認定が下りるまでには少し時間がかかります。通常、書類提出後にケアマネジャーが訪問調査を行い、その結果を元に認定が決定するまで数週間かかることが一般的です。

もしご自宅での生活中に介護が必要になった場合、認定が下りるまでの間は、家族のサポートや一部の介護サービスを自費で利用することになります。早めに認定を受けておくことで、こうした負担を減らすことができるのです。

どんなときに市役所に相談すればいいの?

「まだ介護が必要なほどじゃないし…」と感じている方も、相談しておくことで将来の準備をスムーズに進められる場合があります。

例えば、こんなサインが出てきたら、一度地域包括支援センターに相談してみるのもおすすめです:

  • 家の中での生活は問題ないけれど、外出が少し不安
  • 歩くときにふらつくことが増えた。
  • 一人暮らしで、何かあったときが心配。

相談をすることで、介護保険の仕組みや利用可能な支援について具体的なアドバイスを受けられます。また、「要支援」の段階でも利用できるサービスがあるので、早めの相談が安心につながりますよ?

元気なうちから始める「介護予防」のすすめ

介護が必要にならないために、日頃からできるセルフケアや運動もとても大切です。例えば、こんな簡単な方法があります:

  • 椅子を使ったスクワット
    椅子の前に立ち、座る動作をするように軽く膝を曲げて戻す。これを1日10回程度。足腰の筋力を維持する効果があります。
  • つま先立ち
    キッチンで料理をしながら、つま先立ちをする。ふくらはぎの筋力がつき、転倒防止につながります。
  • 軽いストレッチ
    朝起きたときや寝る前に、肩や背中をほぐすストレッチを取り入れる。血流が良くなり、体が軽く感じられます。

こうした習慣を取り入れることで、身体機能を保つことができ、介護が必要になるリスクを減らせるかもしれません。

おわりに:将来に備える安心感を

将来のことを考えるのは少し不安かもしれません。でも、早めに情報を集めて準備を始めることで、いざというときに慌てることなく対応できます。ご自身やご家族が安心して暮らせる時間を増やすためにも、小さな一歩を踏み出してみませんか?

地域包括支援センターや市役所の窓口は、いつでも相談に乗ってくれます。「ちょっと気になることがあるけど、相談していいのかな?」と思ったときは、気軽に問い合わせてみてくださいね✨

施術風景

iPhone12proに機種変したらカメラの進化がすごすぎる…!

スタッフが撮ってくれた施術風景です?

越谷で、寝たきり予防、在宅でのマッサージ、鍼灸なら当院にお任せ⭐️