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「冷え症」について〜その1〜
冷え性の原因を理解しよう
日に日に寒さが増してきましたが、皆さんお変わりなくお過ごしでしょうか?これからの季節は、乾燥によるお肌のトラブルや風邪といった体調の不調が気になる時期でもありますね。その中でも、「冷え」に悩む方は少なくないのではないでしょうか?
東洋医学では、体の冷えが「気・血・水(き・けつ・すい)」の巡りを妨げ、さまざまな不調の原因になると考えられています。このため、冷えは昔から健康の大敵として重視されてきました。今週は、そんな冷え性について少しお話ししていきたいと思います。
冷え性に悩んでいる方にとって、その不便さは日常生活に大きな影響を与えるものです。冬の朝、布団から出るのが辛かったり、手足が冷えて眠れなかったりすることもありますよね。しかし、その原因を正しく理解し、それに合わせたケアを行うことで、冷え性は大きく改善する可能性があります。
冷え性の主な原因
冷え性は体の暖かさを正常に保つことができない状態ですが、それには以下のような原因が関係しています。
- 血行不良:血液循環が悪いと、手足などの末端まで十分な熱が届かなくなります。これにより、特に手足が冷たく感じることが多くなります。
- 自律神経の乱れ:ストレスや不規則な生活習慣によって、体温を調節する自律神経の働きが低下することがあります。その結果、冷え性の症状が現れやすくなります。
- 筋肉量の低下:筋肉は体内で熱を生産する重要な器官です。筋肉量が少ないと、身体全体の熱生産が減少し、冷えを感じやすくなります。
- 高齢者に多い基礎代謝の低下:高齢者になると基礎代謝が低下し、体が熱を生産する能力が減少します。そのため、冷え性が慢性的になりやすい傾向があります。
冷え性のタイプを知ろう
冷え性にはさまざまなタイプがあり、人によって症状の現れ方が異なります。自分のタイプを知ることで、適切なケアを選択することができます。
- 末端冷え性:手足が常に冷たい状態で、主に血行不良が関係しているタイプです。手足が氷のように冷たく感じる場合、これに該当することが多いです。
- 内臓型冷え性:体の深部、特にお腹や腰回りが冷たく感じるタイプです。内臓の機能低下や血流不足が原因となることが多いです。
- 全身型冷え性:体全体が冷たく感じ、常に寒さを感じやすい状態です。基礎代謝の低下や筋肉量の不足が原因である場合が多いです。
冷え性を改善するための第一歩
冷え性を改善するためには、大きな変化ではなく、小さな習慣の積み重ねが大切です。例えば、日常生活の中でできる簡単な運動や食事の見直しなどが効果的です。この一週間で、家で簡単に実践できるセルフケアの方法をお伝えしていきます。
明日は「血行を促進するツボとそれを用いたセルフケア」をテーマに、具体的なケア方法をご紹介します。一緒に体の冷えを和らげる一歩を始めましょう!
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